クラシックギター

祖父河野賢に憧れ河野ギター製作所に入社。桜井正毅の下でギター製作に励む。 河野賢の「考えた事は全て試した。」という言葉を拠り所に、自身でも思いつく限りの実験、試作を繰り返し、ギターの音作りを理解する。 その後自身で製作した楽器が桜井に認められ、2021年、ギター製作家としてスタートを切る。河野賢と桜井正毅の研究と経験を受け継ぎ、ギターの品質を永続させるだけでなく、新しい技術への挑戦、モデルの開発にも取り組んでいる。

「メッセージ」

クラシックギターはヨーロッパを中心に育まれてきた楽器なので、”日本人としては借り物の文化でギターを製作している”という感覚が製作年数を重ねていくうちに強くっていきました。日本人だからこそ生み出せる、”海外のギターに負けない日本的なギターを目指したい”と考えるようになり、和材や日本の技術を視野にいれてギター製作を進めている中で、ATENOTOの古谷さんとご縁を頂く事ができました。最高級のギターに使える条件を提示させて頂き、厳しい条件をクリアできる木材を探して頂き、素晴らしい木に恥じぬように　と、工夫を重ねて製作しました。このギターからしか生まれないような音楽、喜びが紡がれてゆく事を願っております。