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ATENOTEは、創業100年以上、北陸随一の取扱い樹種と歴史をもつフルタニランバー株式会社運営の「地域材活性化プロジェクト」です。

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木で作った楽器が一番しっくりくる

元JUDY AND MARY ドラマー

五十嵐公太

伝説のロックバンド「JUDY AND MARY」のドラマーとして活動。大ヒット曲「散歩道」、「あたしを見つけて」などを作曲。バンド解散後は数多くのレコーディングやツアーに参加。海外公演なども行う。観客参加型打楽器リズムアトラクション「ドラミングハイ!」をはじめ、音楽大学講師、自身主催の音楽スクールにて教鞭をとるなど、多彩な活動を行う。さらに、昨今の様々な社会問題や課題に対して、「音楽」を活用した取組みを通じて解決を図るべく、2023年 秋に「一般社団法人 音楽でニッポンを元気にしようぜ」を立ち上げ、現在精力的に活動中。

被災した方を音楽で支援したい

ーー 早速ですが、五十嵐さんは現在どんな活動をされているのですか?

五十嵐  最近、日本はホントに元気がないなとつくづく感じています。長引いたコロナ禍がようやく終わりましたが、まだまだいろいろな社会問題が山積しております。音楽に携わっているものとして、音楽の持つちからで何とか日本を元気にし、みんなを笑顔にしたい、そんな想いから、昨年の秋に「一般社団法人音楽でニッポンを元気にしようぜ」を立ち上げ、現在様々な社会問題の解決に精力的に取り組んでいます。

ーー なるほど、その社団法人として6 月~ 7 月に行われる林業のイベント「WOOD DESIGN EXPERIENCE」に参画される事となった訳ですが、きっかけは何だったんですか?

五十嵐 昨年、能登ヒバを使用して楽器を作り、地域を活性化するプロジェクト「ATENOTE」を知りました。近年、国内産木材需要の低下や後継者不足によって、里山の豊かな循環に大きな乱れが起ってます。このプロジェクトの趣旨にある、この先の未来に“人”と“自然”を繋いでいくといった事に凄く惹かれるものを感じました。そんな中、今回、このイベントのお話しを頂き、大変嬉しく思っております。

ーー 能登に関しては、元旦に発生した「令和6年能登半島地震」で大変な被害が出ました。

五十嵐 被災された方に心よりお見舞い申し上げます。少なからずこのプロジェクトに関わるものとして、とても人事ではないと思いました。少しでも被災された方に笑顔と勇気をお届けしたい想いで、現在、被災地支援チャリティーLIVEを毎月開催しております。1日でも早く被災された方が、元の生活に戻れる様、これからも支援を続けて行きたいと思います。

ーー 1日も早い回復を願うばかりですね。

今まで以上に木に対する想いが強くなってます

ーー ところで、五十嵐さんご自身、木に対してかなりこだわりがあるとお聞きしましたが。

五十嵐 僕はミュージシャンなので、木で作った楽器が一番しっくりときます。なので、木に対してすごくこだわって来ました。アクリル製や金属製のドラムもありますが、やはり木で作られたドラムの力強くもあり優しい響きには独特のものがあります。また、ステックについてもプラスチックや金属で出来た物もありますが、しなり方や響きでは木で作られたものの方が自然で好きです。ギターなんかもそうだと思います。樹脂性のものもありますが、今だに「フェンダー」、「ギブソン」といった世界的に有名なメーカーも木を使ったものがメインになっています。また、内装が木で出来ているライブハウスも日本にはいくつかあります。音に無理がないというか、凄くナチュラルな響きがするんです。そこでドラムを叩くとホント気持ちいいんですよね。

ーー なるほど、同じ木の中で材についてはどうお考えですか?

五十嵐 ドラムという楽器は、アメリカ生まれなので、使われる材はカナダに多く生息しているメイプル(カエデ)が中心です。僕がいま使っているドラムの材はマホガニーですが、材が違うだけで音の響きがまるで違うんです。

古谷 国産の木材で作ったドラムをどう思いますか?

五十嵐 先程お話しした通り、ドラムはアメリカで生まれた楽器なので、国産の材で作られたドラムはかなり少ないと思います。なので、国産の材の中で、ジャンルや楽曲でどこの産地の材が適しているのかといった事も含めて、すごく興味があります。

古谷 ミュージシャンの方は楽器を制作する工場に行かれた事はあると思いますが、現材料の木を切る現場にはあまり行かれないですよね?

五十嵐 僕も台湾の楽器制作工場には行った事はありますが、おっしゃる通り木を切る現場まで足を運んだ事はありません。木にこだわるのであれば、どういった工程で木が製材されるのかといった事を関係者の方にお話しを伺いながら、勉強している所です。お話しの中で林業における様々な課題をお伺いして非常に考えさせられてます。

古谷 日本には沢山の森があるのに、輸入材を多く活用してしまい、国産の材の需要がどんどん減ってきている状況になっていますからね。僕は木を切る人と使う人の中間にいる立場として、もっと国産の材に目を向けて、需要と供給をセットで考えるストーリーを作り、世の中に伝えていく事で地方創生に繫げていきたいと考えてます。

五十嵐 僕もこのプロジェクトに参画して、今まで以上に木に対する想いが強くなってます。先程お話しした社団法人を昨年立ち上げるのとほぼ同時期に、「☆Rala のポッケ☆」というヴァイオリンとドラムのユニットを始めました。ヴァイオリンとドラムの組み合わせは相反する楽器という事もあり、あまり例がないんですね。どちらの楽器の音も潰さない様にするために素材である木に対して、いろいろ研究を重ねた結果、木に対しての想いが益々募っている状況です。また、地元の駅前に音楽でみんなに笑顔が提供できるステージを作るプロジェクトを、現在進めております。やはりステージ素材には木を考えております。木って人に対して癒しや安らぎ等の効果を与えるってあると思うんですよね。

ーー 最後に、五十嵐さんの活動である音楽でニッポンを元気にする事に伴い、林業についての今後の向き合いかたをお聞かせください。

五十嵐 僕は音楽しか出来ませんが、微力ながらそのちからを最大限活用して林業に携わる方の応援を出来る限り行っていきたいと思います。また、今回開催されるイベント「WOOD DESIGN EXPERIENCE」だけではなく、多くの方に改めて木というもの、特に国産の材に対しての関心をさらに持って頂ける活動を今後も行っていきたと考えております。

【開催概要】

WOOD DESIGN EXPERIENCE ~木を使って、暮らしと街と社会を良くする 2 日間 @東京https://www.jwda.or.jp/cms/news/contents/174/

【アーティスト情報】

五十嵐公太 http://www.kohtaigarashi.com/

一般社団法人 音楽でニッポンを元気にしようぜ https://nored.fanpla.jp/

DRUMMING HIGH !  http://www.drumminghigh.com/

Ralaのポッケ https://nored.fanpla.jp/news/detail/17498

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